私は現在小学校に通う子供と共に稽古に励んでいる母親剣士です。
自身は小学校2年生から剣道を始め、青春のほとんどを剣道にささげたと言っても過言ではない日々をおくってまいりました。
剣道を始めて以来これまで、周囲の方には『剣道をしている人はきらんとしているに違いない。』とのお言葉をいただく機会が多々あり、自分の子供が剣道を始めるまでは、とても疑問に思ったものでした。
剣道に限らず、人間形成のかたちは多様であると感じていたからです。
ですが今母親となり剣道の修行に励む少年剣士を見守る立場からすると、多様な人間形成のかたらのなかでも剣道は間違いな<心身を鍛え・魂を磨くすばらしいものであると強く感じております。
ところが子供にとって『人間形成がどうのこうのなどという話は、意味のないことであり、ようは“おもしろい”かどうかです。剣道の真の“おもしろさ”というものは、厳しさを乗り越えた瞬間にしか味わえないものであり、その“おもしろさ”を味わうことなく離れてい<子とも達が今も昔も多くいることと思います。子ども達には一度でもその“おもしろざ’というものを、感じてほしいと思います。その“おもしろさ’’に味をしめ大人になった後に再び剣を握る人の多いことを見れば、かなりの説得力があるというものです。